Gateboxは6月20日、ChatGPT連携の接客用AIキャラクターを派遣する「AIバイト」について、法人向けの提供を開始すると発表。申し込み受付を開始した。
同サービスは、最新のAI「ChatGPT」(API GPT-4)と連携したAIキャラクターが、企業の接客業務を行うサービス。店舗や展示会場などにおける接客・商品説明について、AIバイトのキャラクターが行うことで、未来のおもてなし体験を提供できるという。
同社によると、これまでAIキャラクター開発を進めていく中で、さまざまな企業からAIキャラクターの活用に対する要望が数多くあったという。しかし、AIに会話内容を学習させるには多くの工数が必要となり、要望に対して柔軟に対応することができていなかった。
昨今、「ChatGPT」をはじめとした大規模言語モデルを活用したサービスの登場。これにより、商品紹介文など、わずかな文章量を学習させるだけで、AIキャラクターが魅力的に商品を紹介し、顧客対応が行えるようになったという。そこで同社では、より多くの企業からの要望に応えるため、「ChatGPT」と連携した新たな接客用AIキャラクターを開発した。
同サービスでは、申し込み時に紹介したい商品の説明文やトーク内容を3行程度入力するだけで、複雑な設定など無く最新のAIキャラクターが試せるという。なお、AIへのインプットについては、同社が行う。
デバイスには、同社が開発・提供しているキャラクター召喚装置「Gatebox量産モデル」を利用。市販のディスプレイなどにも順次対応を予定する。さらに、センサーで人が近づくと感知して呼び込みを行う「呼び込み機能」、店舗や商品のロゴを制服に貼り付けられる「制服カスタマイズ」、LINEで利用者のリピートを促す「LINE連携」などのオプションを用意する。
同社では、同サービスにより、日本ならではの新しいAI接客体験を広げることで、顧客のエンゲージメント強化やインバウンドでの売上向上に貢献していくとしている。
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