クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営するアンドパッドは6月2日、ANDPADと各企業が利用しているシステムを連携する「ANDPAD API連携」の提供を開始すると発表した。
今回API連携の提供を開始するのは「ANDPAD施工管理」「ANDPAD受発注」関連。API連携により、たとえば顧客管理システムとANDPADで管理している施工情報などを繋ぎ、常に案件の最新情報を各企業のシステムでも確認できるようになる。また発注データ作成から請求データの取り込みまでをANDPAD受発注と連携させられるため、手作業による発注データ作成の工数削減、入力ミスの防止に繋げられるという。
現在利用可能なのは、案件API、マイルストーンAPI、工程表API、資料API、受発注API、プロジェクトAPI、メンバー情報管理API。アンドパッドは今後もANDPAD APIの開発を継続し、連携可能な機能を拡張する予定だ。
ANDPADは現場の効率化から経営改善までを一元管理できるクラウド型建設プロジェクト管理サービス。2016年に提供を開始し、利用社数は現在15.6万社を超えるとしている。建設業界ではシステムの導入による現場管理業務の効率化が進む一方で、複数のシステムを併用することによって同じ情報を複数回入力する手間が発生したり、一部のシステムで最新の情報が反映されていないまま業務が進んでしまうなど、新たな課題が発生しているという。
アンドパッドは建設業界のDX化を推進し、長時間労働、人手不足といった業界のさらなる課題解決を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」