シャープは6月1日、4K液晶テレビ「AQUOS」シリーズに、AIを用いて、コンテンツに適した画質と音質に自動で調整する機能を備えた「FN1/FN2/FL1」シリーズを発表した。100万以上の映像を学習しているという。発売は6月10日から順次。
全機種にAIプロセッサーを採用した新画像処理エンジン「Medalist S4」を備え、映像モード「AIオート」は、人の顔や空などを検知し、検知結果と映画やドラマ、スポーツなど、番組のジャンルに合わせて、色彩、明暗、精細感を自動で調整。画質に加え、音質まで自動調整できることが特徴で、ニュースやドラマなどでは人の声を聞き取りやすく、スポーツでは臨場感を高めるような音質調整ができるとしている。
FN1シリーズには、直下型LEDの分割駆動「アクティブLED駆動」を採用し、高コントラストを実現。FN1、FN2シリーズには、照明などの映り込みを抑える「N-Blackパネル」を搭載する。
本体には、「環境センシング」機能も備え、周囲の明るさに応じて、画質を自動で調整。明るい部屋では、見えにくい暗部の階調レベルを上げ、輝度のダイナミックレンジを拡大させることで、視認性を高め、暗い部屋では、暗部階調をなめらかに調整し、質感を重視した自然な映像に仕上げる。
ヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」を新搭載し、スマートウォッチや体重計、血圧計などの「Google Fit」対応機器と連携することで、各機器が測定した歩数や心拍数、体重、血圧や日々の変化をグラフでテレビ画面に表示。放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフで示すアプリ「AQUOSスクリーンタイム」も備える。
FN1シリーズには、本体にマイクを内蔵しているため、「OK Google」と言ってから話しかけることで、映画を探したり、音楽を再生したり、テレビを操作したりできる「ハンズフリー」操作に対応。声のみでテレビの電源オンも可能だ。
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