キヤノンは5月24日、エントリーユーザー向けとなるミラーレスカメラ「EOS R100」を発表した。
EOS R100は、「EOS R」シリーズ最小・最軽量のボディに、「EOS Rシステム」の撮影性能を搭載したエントリーユーザー向けモデル。
有効画素数約2410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーや、映像エンジン「DIGIC 8」、優れた描写性能を発揮する「RFレンズ」との組み合わせにより、高画質な静止画、動画を撮影できるという。スマートフォンでは撮影が難しい自然なボケ味や、暗い場所での高感度撮影など、APS-Cサイズミラーレスカメラならではの表現ができるとしている。
加えて、「デュアルピクセルCMOS AF」により、最大143分割の測距エリアで高速、高精度なAFを実現。遠くの人物の瞳でも高精度に捉える「瞳検出」を搭載し、動いている被写体にピントを合わせ続けるサーボAFや動画サーボAF時においても、動いている人物の瞳の検出に対応する。
さらに、ワンショットAFで最高1秒につき約6.5コマ、サーボAFで最高1秒につき約3.5コマの連続撮影に対応した。
動画では、4K/24pの高精細な動画や、一瞬の動きをスロー再生でなめらかに表現するHD/120pのハイフレームレート動画の撮影に対応する。動画の縦位置情報の付加を設定でき、カメラを縦にして撮影した動画は、スマートフォンなどで縦位置動画として再生が可能。動画電子ISの搭載により、手ブレを効果的に軽減し、歩きながらの撮影など、多様な撮影シーンにも対応できる。
EOS Rシステムの交換レンズとなるRFレンズとして、最小・最軽量の優れた携帯性と、描写性能を両立した単焦点レンズ「RF28mm F2.8 STM」も発表した。
フルサイズカメラ装着時は焦点距離28mmの広角レンズ、APS-Cサイズカメラ装着時は焦点距離45mm相当の標準レンズとして利用できる。
そのほか、「マルチアクセサリーシュー」に対応し、外部マイクなどのアクセサリーとの有線接続や、カメラからの電源供給に対応するオフカメラシューコード「OC-E4A」も発表した。
防じん・防滴構造の採用により、雨などの水滴や砂塵などが、オフカメラシューコード内部や接点部に侵入することを抑制。防じん・防滴性能を搭載したカメラやアクセサリーと組み合わせることで、幅広い撮影環境で自由度の高い撮影ができる。2021年11月に発売したマルチアクセサリーシューアダプター「AD-E1」と併用すれば、従来のアクセサリーシュー対応のアクセサリーを接続することも可能だ。
EOS R100は6月下旬、RF28mm F2.8 STMは7月上旬、OC-E4Aを8月下旬に発売する予定で、いずれも5月26日午前10時から、「キヤノンオンラインショップ」で予約を受け付ける。
それぞれ価格はオープンだが、参考価格としてキヤノンオンラインショップの販売価格は、EOS R100のボディが8万2500円(以降、価格は全て税込)、ボディに加えて「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」を含むレンズキットが9万7900円、RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMと、「RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM」の2本を含むダブルズームキットが12万7600円。
また、RF28mm F2.8 STMが4万8400円、OC-E4Aが2万5300円。
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