ウェブを閲覧する時もソーシャルメディアをスクロールする時も、商品の広告は一般的に、体験を損なうものだ。通常は、さまざまな商品が次々と白い背景の上に重ねて表示され、どれも同じように見えてしまう。
MetaはAIを活用し、より興味を引く広告を生成できるように広告主を支援するという。
Metaは米国時間5月11日、広告主向けに新しい生成AIツールの実験場として機能する「AI Sandbox」を発表した。まず、広告コピーのバリエーション、背景の生成、画像の比率調整などのツールを提供するという。
これらのツールによって、開発者は多大な労力を注ぐことなく、よりクリエイティブな広告を生成できるようになる。うまくいけば、ユーザーはより視覚的に魅力のある広告を目にすることになり、広告主は収益を増やすことになる。
広告コピーのバリエーション機能は、広告コピーの複数のバージョンを生成し、特定のターゲット層に届く異なるメッセージを試せるようにするというもの。デモでは、商品の説明を入力すると、その説明に基づく4種類の異なる広告コピーの候補が生成される様子が示されている。
他の2つのツールは、投稿の視覚的効果を高めるものだ。
背景の生成機能では、広告主が通常の白い背景を、より独創的なものに変えることができる。画像の比率調整機能は、「ストーリーズ」や「リール」など他の形式に合わせてアスペクト比を調整できるというもの。
これらの機能は現在、少数の広告主を対象に提供されており、7月から提供範囲を段階的に拡大していくという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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