Meta Platformsの人工知能(AI)研究部門Meta AIのFundamental AI Research(FAIR)チームは、手描きのイラストからアニメーションを生成する技術「Animated Drawings」をオープンソースで公開した。クリエイターや開発者が独自の体験や製品を簡単に生み出せるよう支援する狙いだ。
しかし、コンピュータービジョンモデルの学習に必要な数のキャラクターの絵を入手するのは難しく、さらにアノテーションも必要だった。そこで研究チームは、ウェブベースのツール「Animated Drawings Demo」を一般に公開した。このツールでは、手描きの絵をアップロードし、いくつかのモデル予測を表示して修正すれば、1分もかからずに絵の中のキャラクターがアニメーション化されるという。
Metaはその結果、最初の数カ月で160万枚を超える画像がアップロードされ、使用に同意が得られたとしている。
同社は発表の中で、「モデルやコードをオープンソースとして公開することで、開発者はこれを出発点としてプロジェクトをさらに拡張できるため、オープンソースコミュニティーの中で技術革新と協調の文化が育まれる」と説明している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果