VTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」を運営しているカバーは5月11日、約1年半、総工費27億円を投資した新スタジオの設立を発表。スタジオ全体の面積がテニスコート約10面以上としており、国内最大級の規模という。
新スタジオは、企業ミッションである「つくろう。世界が愛するカルチャーを。」に思いを込めて設計されたもの。最新鋭のモーションキャプチャー設備を構えるほか、レコーディング設備も併設。従来のコンテンツの開発スピードや制作自由度を向上させるだけでなく、より緻密な表現や高品質なコンテンツ制作に昇華させることができるとうたう。
モーションキャプチャースタジオ、クロマキースタジオ、レコーディングスタジオなど、コンテンツに合わせた収録を、全て1フロアで行うことが可能。新設されたモーションキャプチャースタジオは、最新のVICONカメラであるVALKYRIE(VK-26)をスタジオ全体で200台以上設置。キャプチャー精度の向上のほか、繊細なモーションが撮影できるようになっている。このほか、コントロール周りでは最新のスイッチャーシステムを導入しているほか、熱源対策なども完備しているという。併設されたレコーディングスタジオは、音楽業界標準の機器を導入。スタジオ内でのCD音源やボイス収録なども可能となった。
このほか、スタジオの詳細については、カバーが運営している公式noteにて情報公開を行う予定としている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」