5分でわかる「マイナカードのスマホ搭載」--登録方法、対応機種は? 5月11日始動

 マイナンバーカードのAndroidスマートフォン搭載が5月11日にスタートする。本記事では、対応機種や登録方法、機種変更時の扱いなどを簡潔にまとめた。

スマホ用電子証明書搭載サービスの概要
スマホ用電子証明書搭載サービスの概要

 同サービスの正式名称は「スマホ用電子証明書搭載サービス」だ。手持ちのスマートフォンにマイナンバーカードと同等の「電子証明書」「利用者証明書」機能を搭載できるようになる。

 これによって、スマートフォン単体でマイナポータルにアクセスしたり、これまでマイナンバーカードが必要だった各種手続きを済ませられるようになる。

 利用方法は次のとおりだ。5月11日朝以降、「マイナポータル」アプリを最新版に更新すると、トップ画面に「スマホ用電子証明書搭載サービス」の登録ボタンが現れる。これをタップして、手続きを進めることで登録を完了できる。朝の8時から夜19時半の間なら、数分で手続きが完了するという。


マイナポータルアプリのトップ画面から手続きが可能
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物理カードとは異なる証明書を用いるため、スマホ用電子証明書用パスワードを新規に登録する必要がある
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8時〜19時半の間であれば数分程度で手続きが完了するとしている

対応端末は?

 対応スマートフォンは現時点でAndroid OS搭載モデルに限られる。また、セキュリティを担保するために、利用端末がセキュアエレメントの「GP-SE」チップを搭載している必要がある。

 現時点での対応端末はデジタル庁のウェブサイトで公開されている。最近のAndroidスマートフォンはほとんどが対応しているという。iPhoneへの対応は未定で、現時点でアップルへの働きかけを継続していると話す。

 機種変更した場合は、新しいスマートフォンでスマホ用電子証明書を登録すると、古いスマートフォンの電子証明書は自動的に失効する。スマートフォンを紛失した場合も、別のスマートフォンからの操作で失効できる。このほか、電話窓口に問い合わせて失効させることもできる。

何ができる?

 登録を済ませることで、5月11日以降、マイナポータルにスマーフォン単体でアクセスできるようになる。また、銀行口座開設や携帯電話の契約、キャッシュレス決済の申し込みといった民間サービスにおける本人認証も、順次利用可能になるという。

 10月頃には住民票のコンビニ交付サービス、2024年4月頃には健康保険証としての利用にも対応する。その後、e-Govへの対応や、2025年1月頃にはe-Taxへの対応も予定している。

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2024年4月にはスマートフォンを健康保険証としても利用可能に

 利用時には4桁の暗証番号に代わり、スマートフォンの生体認証機能を活用することも機種によっては可能となる。

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