TeslaやTwitterの最高経営責任者(CEO)を務めるElon Musk氏が、ネバダ州に本社を置く人工知能(AI)企業X.AIを設立したと報じられている。
この企業は3月に設立されたと、The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間4月14日、同州の事業届け出書を基に報じた。Musk氏は、この新企業についてまだツイートしていない。
今回の報道に先立ち、Musk氏がAIチャットボット「ChatGPT」開発元のOpenAIに対抗する企業を設立する計画であることが先週報じられていた。また、Musk氏は3月に、ますます能力を高めるAIエンジンが社会に与える「深刻なリスク」を理由に、AI開発を少なくとも6カ月間停止することを研究組織に呼びかける公開書簡に署名していた。
OpenAIは、ChatGPTを支える大規模言語モデルの最新版「GPT-4」を3月中旬にリリースした。ChatGPTは、米弁護士試験の模擬試験に余裕をもって合格するなどの高度な能力を備えている。
X.AIという社名は、Twitterに関する先週前半の報道を想起させる。TwitterはX Corp.に統合されたことが、カリフォルニア州の裁判所文書で明らかになった。この文書には「Twitter, IncはX Corp.に統合され、もう存在しない。X Corp.は非公開企業だ。その親会社はX Holdings Corp.である」と書かれている。Musk氏は「everything app」(万能アプリ)を開発する計画と報じられており、一連の動きは、その計画の一環である可能性がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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