au、一般ユーザー向け「5G SA」を4月13日提供--まずGalaxyとXperiaが対応

 KDDIと沖縄セルラーは4月11日、携帯サービス「au」向けに「5G SA」サービスを4月13日から提供すると発表した。利用には5G SAプランへの申込みと5G SA対応スマートフォンが必要。現時点で追加料金は不要だが、将来的に有料化する場合もあるという。


  5G SAは、コア設備や基地局などを含め、5G専用の技術と設備だけで構成された5Gネットワークを指す。このため、4Gのコア設備を流用している既存の5G(5G NSA)との対比で「真の5G」と呼ばれることもある。

 5G SAでは、5G NSAで実現している高速、大容量の通信に加えて、「ネットワークスライシング」技術を活用した新サービスを利用できる。同技術はネットワークを論理的に分割し、ユーザーの用途やニーズに合わせた通信環境を提供するもの。例えばオンラインゲーム向けに「遅延を極力抑えた通信環境を提供する」といった使い方も可能になる。

 当初の対応スマートフォンは「Galaxy S23」「Galaxy S23 Ultra」の2機種。後日のソフトウェアアップデートで「Galaxy S22」「Galaxy S22 Ultra」「Galaxy Z Fold 4」「Galaxy Z Flip 4」「Xperia 1 IV」「Xperia 5 IV」も対応する。

 KDDIは2022年2月から法人向けに5G SAサービスの提供を開始していたが、一般ユーザー向けは今回が初となる。

 5G SAの特徴となるネットワークスライシングを活用したサービスは今後発表されると思われる。KDDIは「ユーザーの体験価値の向上を目指し、5G SAを活用した新たなサービスの創出に取り組む」としている。

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