4月3日のANAの障害、原因はソフトウェアのバグ--国内線55便が欠航、データ流出は無し

 全日空(ANA)は4月7日、4月3日に発生した国内線システム不具合において、原因と再発防止策を発表した。

 国内線旅客システムのデータベース(DB)におけるソフトウェアに不具合があったという。

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 ANAは4月3日、多数の国内線で欠航、遅延が発生。約6700人が搭乗予定の55便が欠航するなどの影響が出た。

 不具合の原因として、予約管理業務のために特定のデータを抽出する日常の処理において、ソフトウェアのバグを起因とする、DBの偶発的なエラーが発生したことを挙げている。DBサーバー2台が一時的に高負荷状態となり、データ処理が停滞し、サーバー2台が同時に停止したという。

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発生した不具合のイメージ

 再発防止に向け、(1)データ抽出方法の変更、(2)DBサーバーが2台同時に停止しないための制御プログラムの強化、の2点を実施する。今後システム障害が発生した場合に備え、バックアップシステムへの迅速な切りかえ、訓練の実施などの対策も図る。

 なお、サイバー攻撃ではないこと、データの外部流出がないことを確認したとしている。

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