PCでテキスト入力以外の操作はほとんどマウスで済ませられるとしても、キーボードショートカットを使いこなせると便利だ。キーボードから手をいちいち離す必要がないし、素早く操作できて効率が良い。ただし、アプリごとに異なるショートカットの設定を覚えて使いこなすのは、簡単でない。
そこで、キーの下側にディスプレイを組み込み、各キーの機能を表示できるキーボード「Flux Keyboard」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
キートップの表示を変えられるキーボーとしては、各キーに電子ペーパー画面を組み込んだ「Nemeio」を取り上げたことがある。それに対し、Flux Keyboardはキーの底面部分がすべてディスプレイになっていて、表示の柔軟性が高い。表示エリアは1920×1080ピクセルで、解像度が157 PPIあり、写真やビデオの表示にも適している。
お気に入りのビデオを再生する、という楽しみ方も可能だが、キーボードショートカットを表示する、という実用的な使い方が有用だ。表示内容は、使用するアプリなどに応じてプロファイルを変えると、簡単に切り替えられる。
キーボードの上側の領域は、専用のオプションモジュールを装着できるようになっている。ここには、天気やシステム動作状況といった簡単な情報を表示できる「Passive Module」や、追加ダイヤル「Side Dial Module」「Triple Dial Module」、追加キー「Triple Key Module」を装着し、さまざまな機能の割り当てが可能だ。
メインのキー部分も交換可能で、打鍵感の異なる「Tactile」と「Linear」の2種類が用意される。キー部分の掃除も簡単に行える。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月21日まで。記事執筆時点(日本時間4月5日13時)でキャンペーン期間は15日残っているが、すでに目標金額20万オーストラリアドル(約1779万円)の15倍近い約290万オーストラリアドル(約2億5793万円)の資金を集めている。
Flux Keyboardの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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