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「Spot」風の4足歩行犬型ロボット「XGO 2」--「Raspberry Pi」搭載で画像認識や音声認識

 Boston Dynamicsの4足歩行ロボット「Spot」は、自動車工場のデジタルツイン作成建築現場の3Dデータ化などで活用され始めている。プログラミング学習にも適した仕組みなのか、形の似たSTEM教材用の小型ロボット「TiBeast」「Petoi Bittle」も登場した。

 今回は、超小型コンピューター「Raspberry Pi」搭載で高機能になったSpot風の小型ロボット「XGO 2」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

Raspberry Piを搭載するSpot風の小型ロボット(出典:Kickstarter)
Raspberry Piを搭載するSpot風の小型ロボット(出典:Kickstarter)

 XGO 2は、Spotと同じように4本の足を使って移動するロボット。自由度(DOF)は12あり、多彩な動きが可能だ。しかも、6軸慣性計測ユニット(IMU)を内蔵し、自動的に姿勢制御できる。前方に備えたアームは、物をつかんだり持ち上げたりすることに使える。

犬のように動く(出典:Kickstarter)
犬のように動く(出典:Kickstarter)
アームで物を掴める(出典:Kickstarter)
アームで物を掴める(出典:Kickstarter)

 全体の制御は、「Raspberry Pi Compute Module 4 (CM4)」で処理する。これにより、画像認識、音声認識、ジェスチャー認識、QRコード読み取りといった機能が実現される。制御プログラムはオープンソースになっていて、BlocklyとPythonで変更できる。

頭脳はRaspberry Pi CM4(出典:Kickstarter)
頭脳はRaspberry Pi CM4(出典:Kickstarter)
画像認識などが可能(出典:Kickstarter)
画像認識などが可能(出典:Kickstarter)
プログラミングして改造もできる(出典:Kickstarter)
プログラミングして改造もできる(出典:Kickstarter)

 サイズなど仕様の異なる「XGO-Lite 2」(250mm×145mm×170mm)と「XGO-Mini 2」(270mm×150mm×180mm)という2モデル用意する。

サイズなどが異なる2モデル(出典:Kickstarter)
サイズなどが異なる2モデル(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月2日まで。記事執筆時点(日本時間2月1日16時)でキャンペーン期間は29日残っているが、すでに目標金額2万ドル(約261万円)の4倍を上回る約8万1000ドル(約1055万円)の資金を集めている。

XGO 2の紹介ビデオ(出典:Kickstarter)


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