パナソニック コネクトは3月31日、三重県四日市市に拠点を置くシーティーワイ(CTY)がパナソニック コネクトの「ローカル5Gシステム」を導入し、同日よりCTYの無線サービスとして運用を開始したと発表した。
パナソニック コネクトによると、四日市市は、県内最大の人口を有する全国有数の産業都市で、リニア中央新幹線開通後は東京~名古屋間が1時間程の移動圏内となり、人、モノ、情報の交流が期待されるエリア。
2022年3月より「四日市スマートリージョン・コア実行計画」を掲げ、次世代モビリティ・システムとして自動運転、パブリックスペースやバスターミナルの整備、災害情報提供や避難誘導など、中心市街地のスマート化を推進している。
今回、CTYは、スマート化を実現する通信インフラとして、近鉄四日市駅周辺からJR四日市駅までの中央通りを中心とした約1.6kmのエリア内に、ローカル5Gを整備。四日市市にてすでに構築済みのCTYの光回線網に、パナソニック コネクトのローカル5Gを組み合わせて、エリア内の自治体や企業向けに無線閉域通信サービスを展開し、ICTソリューションによる付加価値の高いサービスの提供を目指す。
パナソニック コネクトは、複数の無線ネットワークの統合的な管理、運用が可能な「現場マルチネットワークサービス」を提供している。今回の取り組みでは、本サービスを用いて、ネットワークの設計、導入から運用、保守までをサポートする。
これにより、無線品質の見える化による効率的なサービスエリア構築に加え、ローカル5G、Wi-Fi、プライベートLTEなど、マルチアクセス機能よる多様なサービスへのシステム拡張とともに、ネットワーク機器の遠隔監視や復旧支援を実施する「NOC(Network Operations Center)」による24時間365日の運用支援サービスで、CTYのローカル5Gのネットワーク構築と、安定稼働を支援するとしている。
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