Appleは映画事業に年間10億ドル(約1300億円)を投じて、劇場公開する作品を製作する計画だという。Bloombergが事情に詳しい関係者の話として米国時間3月23日に報じたところによると、この投資はハリウッドにおけるAppleの評価を高め、ストリーミングサービス「Apple TV+」の新規加入者を呼び込む試みだという。
今回の報道の背景には、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて休館に追い込まれていた映画館が危機を脱し、2022年夏にはヒット作が複数生まれて多くの観客動員を記録した現状がある。
Appleが配信する作品は、劇場公開された大作は少ないものの、批評家からは高い評価を得ている。同社が配給権を獲得した「コーダ あいのうた」は、2022年にアカデミー賞作品賞を受賞した。これに対しApple TV+は、大ヒットコメディ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」の他にも「セヴェランス」など評価の高い作品があるにもかかわらず、Netflixなどの動画配信大手より加入者が少ない。
Apple TV+の料金は月額6.99ドル(日本では税込900円)で、広告なしの有料ストリーミングサービスとしては低価格だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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