YouTubeは米国時間3月17日、Donald Trump前米大統領のチャンネルを再開させたことを明らかにした。2021年1月6日に米連邦議会議事堂が占拠され死者が出た事件を受け、さらなる暴力を誘発する懸念から、同氏のチャンネルを約2年間凍結していた。
同社は17日、Trump氏のアカウントの制限は解除されており、新しいコンテンツをアップロードできる状態にあるとツイートした。
YouTubeは2021年、Trump氏が自身のチャンネルに投稿することを禁止し、同チャンネル上のコメントを無効にした。YouTubeは当時、暴力のリスクが軽減されれば禁止措置の解除を検討するとしていた。
同社の対外方針担当バイスプレジデントを務めるLeslie Miller氏は17日、禁止措置の解除について、「有権者が選挙に向けて国の主要な候補者から平等に話を聞く機会とのバランスを取りながら、実世界における暴力の継続的なリスクを慎重に検討した」とコメントした。
YouTubeの決定に先立ち、Metaは1月、「Facebook」と「Instagram」でTrump氏のアカウント凍結を解除すると発表していた。Elon Musk氏率いるTwitterは、2022年11月にTrump氏のアカウント凍結を解除している。各アカウントの再開によって、Trump氏は出馬を表明している2024年大統領選に向けて、ソーシャルメディアという名のメガホンをさらに手にすることになる。
Trump氏は17日、Facebookに「I'M BACK!」(戻ってきた!)と投稿。同氏は2022年11月、自身が立ち上げに関与したソーシャルネットワーク「Truth Social」にとどまるつもりだと述べたことが報じられていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」