GPT-4登場に河野デジタル大臣「AIで行政を効率化、早急に検討を開始」

 デジタル大臣を務める河野太郎氏は3月17日、話題の「GPT-4」に関連して「行政をAIで効率化する議論を早急に開始したい」と閣議後の記者会見で述べた。


 河野大臣は「行政の手続きの中でAIを使って便利にすることを当然考える必要がある。政府側がAIを取り入れて行政を効率化できるよう、デジタル庁としても早急に検討を開始する」と述べた。

 また、河野大臣は3月16日、GPT-4の機能について「e-TAXに実装したい」とツイートしていた。これについて大臣は「AIで行政手続きを便利にしたいという思いを述べたもので、GPT-4を使うかも何もかも決まっていない」とした。


 一方で「確定申告はマイナンバーで国税庁がそれぞれの収入を把握できる。あらかじめわかっているものが、きちんと記載され、計算され、ボタンを押せば終わるくらいの簡単な確定申告にしたいと国税庁と話している」とも述べた。

 また「雑所得の必要経費や寄附金控除などは自分で入力をする必要があるのかもしれないが、マイナンバーでかなりのところは確定申告が自動化できるので、『書かない確定申告』くらいのことを目指さなければいけないと思っている」とも付け加えた。

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