Penseur(パンスール)は3月6日、旅館再生・地域創生・コワーキングスペース運営事業「INNOVATION HOUSE RINC」の新施設を、和歌山県橋本市に3月17日からオープンすると発表した。
和歌山県橋本市にある旅館「紀伊見荘」の現在利用していない多目的ホールを改装。コワーキングスペース「RINC」としてリニューアルする。
INNOVATION HOUSE RINCは、旅館の空きスペースをコワーキング&サテライトオフィスへ改装することで、休日は観光客、平日はビジネスユーザーを集客し、旅館の売上増を図る観光業再生事業。
施設に訪れるビジネスパーソン同士が交流し、自治体と連携して地域の課題に取り組むことで、地方創生につなげることを目的としている。
事業の第1弾は、2022年4月1日に兵庫県南あわじ市にオープンした「RINC AWAJISHIMA」。コロナ禍で遊休状態の宴会場や物置となっていた老舗民宿「寿荘」の2つのフロアを、南あわじ市による交付金を利用してワーケーション施設としてリニューアル。寿荘の従来の観光旅館としての機能は残しつつ、ワーケーション施設を付加した泊まれるコワーキングスペースとなっている。
今回オープンする「RINC HASHIMOTO」は第2弾の取り組み。「紀伊見の湯」を自慢とする旅館の紀伊見荘だが、新型コロナウイルスの影響で、休日のみの営業に縮小することを余儀なくされていたという。RINC HASHIMOTOのオープンに伴いビジネスユーザーに向け、平日も一部営業を再開するとしている。
コワーキングスペースは約30人の研修に対応。経営会議やチーム合宿など、いつもと場所を変えてクリエイティブな発想をしたい場面に最適な空間だという。
なお、RINCサービス会員は同施設に加えて、RINC AWAJISHIMAとRINC SHINSAIBASHI(大阪府大阪市)の利用が可能となっている。
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