ソニーネットワークコミュニケーションズは3月1日、ヘルスケアサービスプラットフォーム「X.SINCE」において、ソニーの姿勢推定技術・運動解析AI技術を搭載した運動サポート機能の提供を開始すると発表した。
X.SINCEは、ヘルスケア領域で新規サービスを開始する企業を対象としたヘルスケアサービスプラットフォーム。プラットフォーム上の機能やデザインを、サービス開発のコンセプトに合わせてカスタマイズすることで、オリジナルのサービスやアプリをスピーディーに立ち上げることが可能。
自社が保有するコンテンツとの連携や、ソニーのAI技術を生かした食事画像解析、運動解析などの機能が組み込めるため、付加価値のある高品質なサービスを立ち上げることが可能だという。
今回提供する運動サポート機能は、ユーザーが音声やUIに沿って運動を行い、自身でその様子をスマートフォン上で動画撮影すると、撮影された情報をリアルタイムで解析。運動の回数や時間をカウントし、独自ロジックによる姿勢評価やアドバイスが運動終了後にフィードバックされるものとなる。
今回のバージョンでは、スクワットとマーチの2種目のメニューを搭載。X.SINCEを導入する企業は、自社のサービスやアプリにこれらの機能を組み込むことが可能だという。
ヘルスケアサービス市場では、サーバーを経由して運動情報を解析する仕組みが主流だが、X.SINCEは、ソニーのR&Dが開発した姿勢推定技術を活用。全ての機能をスマートフォン上に実装することで、リアルタイム解析が可能になったという。
これにより、ユーザーは運動動画をサーバーに送る必要がないため待ち時間がなく、データ通信量も抑えることができ、プライバシーに配慮しながらの体験が可能となる。
なお、同機能はSOULAが提供するヘルスケア導入支援アプリ「SOULA pie」においても提供されるという。
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