DMMは2月21日、「DMMプレミアム」より2つセットプランとして、ピクシブの「pixivプレミアム」とのセットプラン「DMM×pixiv推しホーダイ」と、DAZNの「DAZN Standard」とのセットプラン「DMM×DAZNホーダイ」の提供を開始すると発表した。
DMMプレミアムは、アニメを主軸に、バラエティや2.5次元舞台・ミュージカル、ドラマ、映画などのコンテンツを提供する「DMM TV」の有料サービス。月額税込550円で、新作から独占配信作品、オリジナル作品まで、アニメ約5000作品、エンタメを含む16万本のコンテンツの視聴が可能だ。
DMM×pixiv推しホーダイは、DMMプレミアムの月額税込550円と、ピクシブの「pixivプレミアム」月額税込550円とのセットプランで、2つのプランを月額税込980円で楽しめることに加え、新規入会から最大5カ月間、毎月550ポイントのDMMポイントが付与される。提供開始は3月8より。
ピクシブ 代表取締役の國枝信吾氏は「pixivのユーザーにはアニメ、漫画、ゲーム好きが多く、DMMとの相性が良いと考えており、意味のある協業ができると思う。今回の連携により、ユーザーがDMMで新たな作品に出会い、好きがもっと広がる可能性を信じている。将来的にはpixivで活躍するクリエイター作品の映像化や羽ばたく場所として、協業がいいものにできたらと思っている」とコメントした。
DMM×DAZNホーダイは、DMMプレミアムの月額税込550円と、DAZNの「DAZN Standard」月額税込3700円とのセットプランで、合計4250円のところを月額税込2980円で楽しむことのできるプラン。新規入会月から3カ月間、毎月550ポイントのDMMポイントも付与される。提供開始は3月23日より。
DAZNでは、1月にDAZN Standardの価格を、従来の月額税込3000円から3700円へと引き上げることを発表。DMM×DAZNホーダイプランでは、独自で提供している価格よりも安く提供することになる。これに対し、DAZN Japan Investment エグゼクティブバイスプレジデントの山田学氏は「一定のお客様がDMMのプランに移られると思っている。一方で、既存パートナーとのサービスでも我々の直販よりも安いプロダクトサービスはたくさんある。一部は移るが、ダイレクトのお客様が全員いなくなることは起きづらいと思っている。裏を返せばDMM経由で加入すると低価格かつ、アニメに興味のあるお客様であれば、これが国内でベストプランになることは間違いない。DAZNとしては、スポーツ体験全般の価値を高めることがダイレクトでやるべきことだと思っている」と話した。
pixivプレミアムは、イラストや漫画、小説を創作・投稿・閲覧できる作品投稿プラットフォーム「pixiv」の有料サービス。人気順検索や広告非表示機能、自分の投稿した作品に対するアクセス解析機能などを備える。
DAZN Standardは、明治安田生命Jリーグやプロ野球、Yogibo WEリーグをはじめとする国内コンテンツに加え、AFCアジアカップなどのAFC公式14大会、欧州サッカー、モータースポーツ、テニス、ゴルフなどを放映し、総合格闘技などアクションスポーツを中心とする「DAZN Global」のコンテンツも視聴できるプラン。
DMM.com COOの村中悠介氏は「DMMではアニメ、漫画を強みとして打ち出しており、pixivとは必ずユーザーの親和性があると思っている。また、DAZNとはすでに配信いただいているコンテンツもあり、つながりもあったため、今回のプランをご相談した。あらゆる世代に見られる、スポーツとアニメコンテンツを見られる今回の提携は、私たちの大きな強みだと思っている」と今回の提携に対する狙いを説明した。
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