IntelとNVIDIAは米国時間2月15日、特に要求の厳しいワークロードを処理可能な新しいデスクトップワークステーション向けに両社の最新プロセッサーをセット提供すると発表した。
CPUに「Intel Xeon」の最新モデル、GPUに「NVIDIA RTX 6000 Ada」を搭載するこうしたワークステーションは、高レベルの人工知能(AI)コンピューティング、高度なレンダリングやシミュレーションに対応するように設計されている。
この新しいワークステーションは、米国では15日からBOXXとHPが予約注文を受け付けるほか、他の企業も近く提供を予定している。データサイエンスやエンジニアリングからエンターテインメント、放送、製造、ヘルスケアなど、さまざまな専門分野の人々がこのマシンの恩恵を得られるはずだ。
このワークステーションにはIntel製プロセッサーとして「Intel Xeon W-3400」シリーズと「Intel Xeon W-2400」シリーズが搭載される。最上位の「Intel Xeon W9-3495X」プロセッサーを選べば、1ソケットあたり最大56コアを搭載可能だ。
この最上位プロセッサーは、再設計されたメモリコントローラーと大容量のL3キャッシュを搭載しており、前世代の「Intel Xeon W」プロセッサーと比べて、シングルスレッド性能が最大28%、マルチスレッド性能が最大120%向上しているという。
一方、最新型のNVIDIA RTX 6000は、142個の第3世代RTコア、568個の第4世代Tensorコア、および1万8176個の最新世代CUDAコアが搭載され、48GBの高性能グラフィックスメモリーと組み合わされている。
また、今回発売されるワークステーションはNVIDIAの「ConnectX-6 Dx」SmartNICも搭載しており、高速で低レイテンシーのネットワーク機能を提供し、ストリーミングに対応できるという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」