中国の百度(バイドゥ)は現地時間2月7日、「ChatGPT」のようなチャットボット「ERNIE Bot(文心一言)」の社内テストを3月までに完了して一般提供する計画を明らかにした。
「AIチャットボットプロジェクトであるERNIE Bot(文心一言)の開発が進行中であることを発表でき、誇りに思う。当初は2019年に言語モデルとして提案されたERNIEは、その後著しい進展を遂げた」と、同社はTwitterの投稿で述べた。
ERNIEは「Enhanced Representation through Knowledge Integration」(知識統合による拡張表現)の頭字語だ。Reutersの記事によると、バイドゥはこのサービスを自社の検索エンジンに統合する前に、アプリとして提供する計画だという。バイドゥのTwitterアカウントの投稿には、ERNIEまたはその1つのバージョンは、画像の生成も可能であることが示唆されている。
「当社のAIアート生成モデル#ERNIEViLGは、#ChineseNewYearの終わりを祝してこの美しい絵を描いた」と、バイドゥはツイートしている。
Happy #LanternFestival! Our AI art generation model #ERNIEViLG painted this beautiful picture to celebrate the end of #ChineseNewYear. What are your goals for this year? pic.twitter.com/zt8fLQtisN
— Baidu Inc. (@Baidu_Inc) February 5, 2023
バイドゥは、中国ではGoogle検索に相当する検索エンジンで、圧倒的なシェアを誇る。Googleは2010年、中国の厳しいオンライン検閲に対する懸念を理由に、同社の検索エンジンサービスを中国から撤退させた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果