法人営業支援企業情報データベース・次世代型検索エンジンを開発するBaseconnectは2月7日、シリーズBの資金調達において、総額54億円の資金調達を実施したと発表した。今回の増資により、累計調達額は82億円となった。
今回の資金調達では、既存投資家のZ Venture Capitalをリード投資家として、ジャフコ、ユーザベース、京信イノベーションC。新規投資家として、日本郵政キャピタル、Salesforce Ventures、NTTドコモ・ベンチャーズ、エン・ジャパンと、社名非公開の国内機関投資、欧州系海外投資家が参加。そのほか、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、京都銀行、紀陽銀行、日本政策金融公庫、商工中金からの融資を含んでいる。
Baseconnectは、2017年の創業以来、データ活用による効率化を軸として法人営業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。
2018年4月に提供を開始した「Musubu」は、140万件以上の企業データを網羅。成約可能性の高い顧客候補のリストアップや営業アプローチ、顧客分析などを行うことのできる顧客発見ソリューションとして、累計導入社数は10万社を突破している。
今回の資金調達を機に、プロダクトの深化、新規事業の探索、経営人材の採用という3つの施策を行うという。
プロダクトの深化では、Musubuを包括的なオールインワンソリューションへと深化させることを目指す。そのため「対象領域の拡大」と「データ拡充と連結」の2軸の取り組みを進めるという。
新規事業の探索では、世界中のデータをつなぐというパーパスの実現に向けて、強い必然性および、蓋然性のある事業、データベースの質と量の増大が成長ドライブとなる領域を中心に、探索を進めていく。
経営人材の採用では、複雑性の高いデータテクノロジーの分野において、長期的な戦略を策定し、大胆な決断を下すため、強固かつ柔軟な経営チームを組成するための人材採用に充当する。
なお、今回の資金調達は、6度目の資金調達ラウンドになるという。
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