「探す」機能を使うと、自分のAppleデバイスを探せるだけではなく、友だちや家族、大切な人も探すことができる。大切な人や兄弟姉妹が位置情報を共有していれば、Siriを使って現在位置を簡単に確認できるのだ。
「(探す相手の名前)はどこにいる?」とSiriに指示すると、小さい「探す」ウィンドウが画面の上部に開き、その人の正確な位置が示される。その場所までの距離と、おおまかな住所も教えてくれる。「探す」ウィンドウをタップすると、「探す」アプリに切り替わり、そこで連絡をとったり、その現在位置への経路を確認したりできるようになる。
スタンドアロンのアプリもあるが、iPhoneにはAppleの「翻訳」機能が組み込まれている。ほぼどんな操作をしているときでも、すぐに使うことができる。テキストメッセージの中でも、ウェブブラウザー上でも、Siriを使って翻訳ができるのだ。
Siriに翻訳させるには、単語でも文でも、口にするだけでいい。例えば、「Translate 'My head hurts. I think I'm going to sleep' in Spanish(『頭が痛いので、そろそろ寝る時間だ』、をスペイン語に翻訳して)」と言えば、Siriはまず元の言語で繰り返してから、翻訳した言語を読み上げてくれる。翻訳をもう一度聞きたいときは、「翻訳」ウィンドウの再生ボタンを押す。
現時点で、スペイン語や中国語を含む17の言語が「翻訳」ではサポートされているが、そのすべてがSiriに対応しているわけではない。
iPhoneの「リマインダー」アプリは、強力な生産性向上ツールだ。電話をかけるとかメールを送る、オンラインで買い物をするなど、1日を通じてしなければいけないことを思い出させてくれる。だが、TODOリストにあることすべてをいつもリマインドしてもらう必要はない。Siriを使えば、位置情報に基づいてリマインダー通知を作成できるからだ。
例えば、インターネット利用料金の支払いを帰宅時にリマインドしてもらいたければ、「家に着いたらインターネット利用料金の支払いをリマインドして」とSiriに伝えれば、リマインダーが作成される。次に自宅(「連絡先」か「マップ」で設定できる)に着いたとき、画面にリマインダーが表示される。職場と自宅だけでなく、スーパーや地元の公園といった場所も設定できるが、その場合、Siriは正確な住所を確認する必要がある。
空港の駐車場に車を置いて、どこに停めたかわからなくなった経験はないだろうか。記憶していなかった場合はもちろん、駐車場が広いとか、他にも車がたくさん停めてあるときなどは、停めた車まで戻るのに苦労することがある。ありがたいことに、大抵はiPhoneが駐車位置を覚えているので、Siriに聞けば教えてくれる。
「車までの道順を教えて」と言えば、Siriが「マップ」アプリを開き、車が停めてあるはずの場所までの徒歩での経路が示される。iPhoneは、カーステレオなど、接続された他のデバイスを記録しているほか、移動速度も追跡していて、車を停めた場所を推測するのである。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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