パイオニアは1月19日、オンライン対応のカロッツェリア「楽ナビ」15機種に加え、「Apple CarPlay」「Android Auto」対応のディスプレイオーディオ、楽ナビ専用2カメラタイプのドライブレコーターユニットを発表した。3月に発売する。
1998年より発売する楽ナビが、オンラインに対応するのは今回が初めて。NTTドコモとNTTコミュニケーションズが連携して提供する車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応し、同梱もしくは別売のネットワークスティックを接続すれば、エリアを問わず安定したNTTドコモのLTE通信を、定額で制限なく利用できる。
なお、docomo in Car Connectの税込料金は、1日550円、30日1650円、365日1万3200円の3プランから選択可能。
パイオニア 取締役兼常務執行役員モビリティプロダクトカンパニーCEOの高(漢字ははしご高)島直人氏は「カロッツェリアでは『サイバーナビ』で車のオンライン化を推進してきた。日常ではネットワークにつながることが当たり前になり、日々の暮らしが変わってきた。通信環境があることで、生活が便利になり、新しい楽しみ方が定着した今、業界に先駆け、いち早く進めてきた車のオンライン化という提案は正しかったと確信している。車をオンライン化することで、常に最新のデータや情報を活用し、快適なドライブができるようになる」とコメントした。
車内Wi-Fiスポットとして、スマートフォンやタブレットなどでオンラインの動画や音楽、ゲームなどを楽しむことができるほか、楽ナビ本体とスマートフォンやストリーミングメディアプレイヤーをHDMI接続することで、映像コンテンツを楽ナビ本体や後席モニターなどに表示して、オンライン動画を楽しむことができる。
インターフェースには新たに「Do メニュー」を搭載し、思いついたキーワードで目的地を検索できる「お出かけ検索(オンライン)」や、近くの駐車場やガソリンカタンド、コンビニエンスストアをワンタッチで検索できる「ダイレクト周辺機能検索」を備える。オンライン接続時には、最新のガソリン価格情報の確認も可能だ。
ラージサイズの9V型「AVIC-RQ920-DC」(想定税込価格:19万円前後)は、TV/DVD/CD/Bluetooth/SD、フローティングタイプの9V型「AVIC-RF920-DC」(同:18万円前後)は、TV/Bluetooth/SDに対応し、いずれもネットワークスティック同梱モデルとなる。
フローティングモデルのモニター部は、上下、左右、前後、角度と幅広い可動範囲を持つ機構により、さまざまな車種への取り付けが可能となっている。
ネットワークスティック同梱モデルは、ラージサイズの8V型「AVIC-RL920-DC」(同:17万円前後)と、7V型200mmワイドタイプの「AVIC-RW920-DC」(同:15万円前後)、同じく7V型2Dタイプの「AVIC-RZ920-DC」(同:15万円前後)も用意。ネットワークスティック別売りのスタンダードモデルも用意し、全15機種の発売となる。
また、「Apple CarPlay」「Android Auto」に加え、iPhoneやスマートフォンの画面を本体ディスプレイに映して直接操作できる「WebLink」にも対応した、フローティングタイプのカロッツェリア9V型ワイドディスプレイオーディオ「DMH-SF500」(同:8万円前後)も発売。
さらに、楽ナビ専用2カメラタイプのドライブレコーダーユニット「VREC-DS810DC」(同:4万50000円前後)とバックカメラ「ND-BC300」(同:2万5000円前後)も発売する。本機は、ドライブレコーダーの再生や各種設定などの操作を楽ナビの画面上で行え、録画した映像を楽ナビの高精細なHD画質で確認できる「ドライブレコーダーリンク HD」に対応している。
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