Boston Dynamicsのロボット「Atlas」は、身体能力に関して人間と肩を並べることを目指している。さらに今回、最新のアップグレードで新しいスキルが追加されて、これまで以上に人間らしくなった。
Atlasは2021年にパルクールのコースを走破したが、当時のモデルでは、手の代わりに丸っこい物体がついているだけだった。しかし、Boston Dynamicsが米国時間1月18日に公開した動画にフィーチャーされたAtlasを見ると、現行モデルにはものをつかむ爪と、ちょっとした技を披露するサービス精神が新たに加わったようだ。
動画は建設現場の一場面という設定で、高い足場の上にのぼった作業員が、道具を忘れたことに気付き、Atlasにそう伝える。するとAtlasは軽快な動作で足場と階段の間に板を渡して橋を作り、道具袋をつかみ、ジャンプで上の段にのぼると、バッグを作業員に投げて渡す。さらにその後、体操選手のような着地を披露する。
この動画は、手の部分に取り付けられたペンチのような形をした爪、そして作業をしやすいように周囲の環境を改め、重い物を正確に投げてタスクを完了できるAtlasの能力のデモンストレーションだ。舞台裏を撮影した動画では、Atlasが物をどのように認識して扱っているのか、その詳細が明かされている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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