美和ロックとTISは1月18日、ホテル業界のDX化を目的とした、業務提携を発表した。美和ロックの既存顧客および新規顧客向けに「ホテル向けルームキー配信サービス」の提供を開始する。
本サービスは、ホテル公式アプリがインストールされたスマートフォンに対し、宿泊期間のみ利用可能なルームキーを配信するサービス。ホテル公式アプリにSDK(Software Development Kit)を組み込むことで、宿泊客のスマートフォンがルームキーとして利用できるようになる。
チェックインとチェックアウト時に、フロントでの物理的な鍵の受け渡しや管理が不要となり、フロント業務の省力化に寄与。宿泊客もカードキーを持ち歩く必要がなくなり、紛失の心配もなくなる。鍵の利用には、ホテル公式アプリのインストールが必要となるため、顧客のアプリ利用率を上げることができ、ホテルはアプリを利用したキャンペーンやクーポンの配布など、顧客に対するダイレクトな情報発信が可能となる。
さらに、アプリを活用した多言語コミュニケーションによるインバウンド対応や、非対面、非接触によるスマートチェックイン、チェックアウトが可能となり、顧客満足度の向上も期待できる。
なお、本サービスによるスマートフォンでの解錠は、美和ロック製ホテルカードロック「ALVBシリーズ」に対応している。今後は「ALV3シリーズ」にも対応予定だ。
今後美和ロックとTISは、本サービスを共同で展開していくとともに、ホテル業界のDX実現に向けた新たなサービスの企画、展開を進めるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方