Photosynth(フォトシンス)は9月30日、MIWA Akerun Technologies、美和ロックとともに、住宅向けスマートロックを活用したスマートライフシステム「Akerun.M(アケルン・ドット・エム)」を発表した。スマートフォンだけで出入りできるほか、家族や友人にアプリ上でデジタルな鍵の供給ができる。
Akerun.Mは、集合住宅などに標準設備として導入されている美和ロック製スマートロックの解錠が可能。追加の機器などを導入する必要がなく、スマートフォンアプリからの施解錠に加え、操作履歴の確認、インターネットを通じて家族や友人とデジタルな合鍵が共有できる。
賃貸住宅の内見希望者や修繕業者にアプリをインストールしてもらうことで、物件管理会社の立ち合いや鍵の貸し出しなどをすることなく、日時限定のデジタル鍵(キー)を発行してスマートな内見や修繕対応などが可能になる。不要になったデジタル鍵(キー)はアプリ上から削除可能だ。
利用するには、不動産管理会社などの利用申し込みや事前の設定が必要になるとのこと。対応するスマートロックは、美和ロック製の「PiACKⅡSmart」「DTRSⅡSmart」「iEL+マルチリーダー」で、共用部システムは「VERSA+マルチリーダー」。共用エントランスや宅配ボックス、エレベーター等の共用部設備も解錠できるとしている。
MIWA Akerun Technologiesでは、Akerun.Mによる住宅向けのセキュリティ機能だけでなく、認証、住宅向けサービスの利用、決済など、今後もさまざまな住宅向けサービスを利用するためのプラットフォームとしての機能を提供していく。
同日、フォトシンスは東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されたことも発表。11月5日の上場を予定している。
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