トリプラ、航空券付き宿泊プランを販売するダイナミックパッケージ機能を「tripla Book」に追加

　triplaは1月12日、同社の宿泊予約エンジン「tripla Book」が、ホワイト・ベアーファミリーのダイナミックパッケージと連携を開始したと発表した。tripla Bookを利用する宿泊施設は、公式サイトにて国内大手航空会社およびLCCの航空券付き宿泊プランの販売が可能とる。

宿泊予約エンジン「tripla Book」にダイナミックパッケージ機能が追加

　triplaによると、飛行機を伴う旅行や出張需要も戻りつつある中、宿泊施設が収益を最大化するためには、OTA（オンライン・トラベル・エージェント）を介さず、自社公式サイトから予約を獲得すること重要になるという。

　その一方で、飛行機を伴う宿泊においては、パッケージツアー向けの運賃が、航空券のみの運賃より安価に設定されていることが多く、公式サイトが航空券付きのパッケージツアーを販売できないことで、宿泊客を逃してしまうという課題があった。

　今回、tripla Bookとホワイト・ベアーファミリーのダイナミックパッケージがシステム連携することで、国内大手航空会社やLCCのツアー向け運賃を、公式サイト内にて宿泊料金とセットで販売することが可能となった。

　宿泊施設は、OTAを介さず、公式サイトにて安価な航空券付きパッケージプランの販売を行えることで、宿泊費の約8～25％程度が必要とされるOTA手数料の削減につながり、収益改善が見込める。

　航空券以外に、現地のレンタカーも合わせて予約購入が可能。宿泊者にとってよりお得なプラン購入が実現することで、公式サイト経由の予約数の増加も期待できる。

　なお、tripla Bookを利用する宿泊施設は、ダイナミックパッケージ機能の追加に伴うオプション料金や月額固定費などは必要なく、すぐに掲載ができる。

　tripla Bookは、宿泊施設の自社公式サイト向けの、SaaS型宿泊予約システム。各種OTAとの料金比較を行った上で最安値が表示できる「メタサーチ機能」や、googleの検索結果に自社販売価格を掲載できる「google ホテル広告連携」、宿泊施設の会員獲得を支援する「会員管理機能」などを備える。

　ホワイト・ベアーファミリーは、大阪を本社、東京、札幌、沖縄に支店、営業所を持ち、国内外の旅行事業および不動産事業を展開している。