折りたたみ型のスマートフォンについて言えば、2画面が1画面より優れているとは限らない。Microsoftは同社のスマートフォン「Surface Duo」に関して、これまで2画面を採用してきたが、現在、この方針を転換する計画を立てていると、Windows Centralが伝えている。今後は2画面ではなく、サムスンやVivo、OPPOが製造する折りたたみ型のスマートフォンに似た、折りたたみ可能な1画面を採用したモデルを発売するという。
Surface Duoの新モデルは、180度開くヒンジと、内側に折りたたみ式ディスプレイ、外側にカバーディスプレイを採用すると報じられており、大幅なデザイン変更を計画していることが示唆されている。現行の「Surface Duo 2」はヒンジで2つのディスプレイをつなげたスタイルで、その点がサムスンの「Galaxy Z Fold4」や「Vivo X Fold」のような他の折りたたみスマホと異なる。
Microsoftは「Surface Duo 3」の最終的なデザインを決めた後になって、今回の方向転換に踏み切ったようだ。Windows Centralによれば、Surface Duo 3は当初、旧モデルと同じ2画面方式で、2023年末に発売されることになっていたという。
折りたたみスマホの売り上げは伸びているが、まだ市場全体のごく一部を占めるにすぎない。International Data Corporation(IDC)は2022年2月の時点で、折りたたみ型のモデルがスマートフォンの世界出荷台数に占める割合は2025年でも1.8%にとどまると予測している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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