Activision Blizzardのプレジデント兼最高執行責任者(COO)を3年間務めてきたDaniel Alegre氏は米国時間12月16日、2023年第1四半期の終わりに辞任して「新たな機会」を追求すると発表した。同年上半期に、NFT(非代替性トークン)コレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を手掛けるYuga Labsの最高経営責任者(CEO)に就任するという。
Yuga Labsの次なるビッグプロジェクトは、PCブラウザーとモバイルブラウザー向けに開発したゲーム型メタバース「Otherside」だ。これは、Activision Blizzardが提供する「World of Warcraft」のようなMMORPGと、コンテンツの大半がユーザー生成コンテンツである「Roblox」のようなプラットフォームを融合したものになる見込みだ。
Alegre氏は2020年に、Activision Blizzardのプレジデント兼COOに就任した。その前はGoogleに16年勤め、グローバルおよび戦略的提携担当プレジデントや、グローバル小売・ショッピング・決済担当プレジデントなどを歴任した。
Yuga Labsの現CEOであるNicole Muniz氏は、顧問として同社に残るという。
Yuga Labsは、世界最大規模を誇るNFT企業だ。NFTとは、デジタル商品の所有権を認定するブロックチェーントークンのこと。その目的は、デジタル商品に物理的な商品と同じ財産権を付与することにある。これによって例えば、要らなくなった実際の衣服を販売できるのと同じようにして、ゲーム内コスチュームを販売することが可能になる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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