プロパティエージェントは12月15日、同社の子会社DXYZが、京都府亀岡市と共同で、DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」を活用した「子ども見守り顔認証サービス」の実証事業を開始したと発表した。
「サンガスタジアム by KYOCERA」において、12月14日より実証を開始し、2023年2月28日に実証実験の成果報告会を予定している。
亀岡市は、豊かな自然に囲まれながらも、京都府内で3番目の人口をもち、京都駅から快速電車で20分という利便性に優れた地域。2020年にサンガスタジアムby KYOCERAが開業し、2021年度からはスタジアムを活用したアイデアを全国のベンチャー企業などから募集する「サンガスタジアム・イノベーション・フィールド実証支援事業」を実施している。
今回の実証事業では、サンガスタジアム内の2つの習い事教室に「子ども見守り顔認証サービス」を導入。子どもが習い事教室に通う際、顔認証で出欠を確認し、自動的に保護者のスマホアプリに通知する仕組みを運用し、保護者の安心感や現場の負担がどのように変化するかを検証する。
顔認証を利用するには、あらかじめFreeiD会員登録、サービス利用申請ののち、習い事に通う子どもの顔を登録する。子どもが施設に到着すると自動的に顔認証され、認証ログの確認が可能となる。
施設事業者は、顔認証機器を導入するだけで自動的に出欠の確認が可能となり、保護者は、子どもが施設に入退出したことをスマホアプリで確認できる。
FreeiDは、鍵や財布、スマホを持たずに、入退、本人確認、決済が可能となる顔認証プラットフォーム。これまでの顔認証サービスは、ユーザーアプリや管理システムがそれぞれで異なるため、利用場所ごとに顔の登録が必要であったが、多様な顔認証エンジンと連携できるFreeiDにより、1度の顔登録でさまざまな顔認証サービスを利用することが可能となる。
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