米証券取引委員会(SEC)と米司法省は米国時間12月14日、株式取引詐欺に関与したとして8人のソーシャルメディアインフルエンサーを起訴したことを明らかにした。
SECによると、被告らは「Twitter」と「Discord」上の自身のプラットフォームを使用して、株式取引を操作し、約1億ドル(約135億円)もの利益を得ていたという。SECは、テキサス州南部地区連邦地方裁判所に訴状を提出した。米司法省詐欺担当部によると、連邦大陪審も、証券詐欺と関連犯罪を共謀したとして8人を起訴したという。
起訴された被告らのうちの7人は、2020年1月から自らをトレーディング専門家と称して、DiscordのチャットルームとTwitter上で特定の株式を推奨することにより、ソーシャルメディア上でかなりのフォロワー数を獲得していたという。株式を購入した後に、フォロワーにも購入を促し、株価と、購入や保持などの自分たちの今後の動きを共有していた。しかし、SECによると、被告らは「証券を手放す計画を公表することなく、定期的に保有株式を売却していた」という。
証券詐欺で起訴されたのは、テキサス州在住のPerry Matlock被告(Twitterハンドル:@PJ_Matlock)、ニュージャージー州在住のMitchell Hennessey被告(@Hugh_Henne)、テキサス州在住のEdward Constantin被告(@MrZackMorris)、テキサス州在住のJohn Rybarcyzk被告(@Ultra_Calls)、フロリダ州在住のStefan Hrvatin被告(@LadeBackk)、カリフォルニア州在住のThomas Cooperman被告(@ohheytommy)、カリフォルニア州在住のGary Deel被告(@notoriousalerts)。
テキサス州在住のDaniel Knight被告(@DipDeity)は、ポッドキャストで他の被告を宣伝するなどして計画をほう助した罪で起訴された。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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