Meta Platformsは、出会い系サービス「Facebook Dating」の年齢確認機能を強化するため、米国向けサービスで顔画像による年齢確認機能を導入した。
Facebook Datingは、「Facebook」ユーザー間でデート相手を見つけるためのマッチングサービス。2018年9月にコロンビアで開始し、米国などへと提供地域を拡大した。Metaは18歳未満の利用を禁じており、利用希望者の年齢を確認するためさまざまな技術を導入してきた。
利用希望者の申告した年齢と、年齢確認技術の結果が食い違った場合、Metaは「Video Selfie」(ビデオ自撮り)と「ID Upload」(身分証明書アップロード)という2つの方法で年齢を証明するよう求める。
Video Selfieでは、ユーザーが指示に従ってビデオ自撮りすると、ビデオデータから切り出された静止画がオンライン年齢確認サービス業者のYotiに送信される。Yotiは、画像解析して顔の特徴から年齢を推定し、結果を返す。なお、Yotiに渡されるデータは解析用の画像だけで、処理後にすぐ消去されるという。
一方のID Uploadでは、ユーザーは何らかのIDカード画像の送信を求められる。この画像は暗号化されて保存され、Facebookのプロフィールに表示されたり、ほかのユーザーに開示されたりすることはない。
Metaは、Yotiの顔画像による年齢推定技術を2022年6月より米国向け「Instagram」でも使用し、英国や欧州、ブラジル、インド向けInstagramにも導入した(Yoti)。
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