ツクルバは12月5日、同社運営の「ウルカモ」において、購入検討者から売却検討者(物件の持ち主)に内見の希望や質問を直接送ることができる「ダイレクトメッセージ(DM)」機能の提供を開始したと発表した。
ウルカモは、家を売りたい人と買いたい人のマッチングサービスとして、2月10日よりサービスを開始した。物件の持ち主が売り出し前の中古物件を投稿して、購入検討者とプラットフォーム上で売買意向を交換することができ、実際の売買までサポートする。
ツクルバによると、一般的な中古物件の売買において、購入検討者と売却検討者が直接会話をする機会は、内見の場のみだという。
ウルカモではこれまでも、スタンプなどで購入意向を示すことが可能であったが、今回のDM機能により、購入、売却の検討段階に、ウェブサービス上で間に人を介さず、売買意向や住まいに関する情報の確認を、購入検討者、売却検討者が直接やり取りすることが可能となった。
DM機能を通じた直接の売買意向の交換の後は、売却検討者がウルカモスタッフと相談のうえ、「内見会・オープンルーム」を開催し、DM機能で内見の希望を送った購入検討者が内見する流れ。内見・オープンルームの開催は、ウルカモスタッフがサポートする。
また、売却検討に関する不安や疑問には、ウルカモの売却専門スタッフが「チャット・オンライン相談」で常時相談を受け付け、売却検討者の意思決定をサポートする。
購入検討者は、他の不動産情報サイトにはない売り出し前の物件にいち早く出会うことで、家探しの選択肢が広がり、売却検討者は、内見希望の意思や具体的な関心コメントを直接得ることで、より確実性のある売却検討の機会が得られるとしている。
なお、ウルカモは売買意向のマッチングのプラットフォームであり、実際の売却行為は売却検討者が仲介事業者と媒介契約を締結した後に行うため、売買に直結する条件の交渉や、個人情報、連絡先の交換を、DM機能上で行うことはできない。
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