「Pixel 7 Pro」1カ月使用レビュー--使用感を記者が解説

Andrew Lanxon (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2022年12月05日 07時30分

 米国時間10月13日、Googleの「Pixel 7 Pro」がようやく発売された。カメラにも、新しくなったデザインにも、全体的にスムーズになったパフォーマンスにも、筆者は感心した。この新モデルを主に使って1カ月ほどたった今でも、第一印象の多くは変わっていない。だが、はっきりしてきた点もいくつかある。まずは、良いところから始めよう。

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提供:Andrew Lanxon/CNET

 デザインは、一目で気に入ったし、時間がと共にますます愛着が沸いてきた。「Pixel 6 Pro」とよく似てはいるが、わずかな変化が十分に新鮮さを感じさせる。手に持った感触はいいし、レビュー機の色はヘーゼル/ゴールドで、これがなかなかスタイリッシュだ。

 金属のバンドとディスプレイが接するエッジがシャープすぎるところは、やはり好きになれない。手に持ったときも、ポケットに手を入れたときにも、この部分がかなり気になった。レビューを始めた当初ほど決定的ではなくなったものの、小さなことなので、発売までに簡単に対処できたはずだと思うと、残念さが残る。とはいえ、本体をケースに入れてしまえば、気にならなくなる。

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提供:Andrew Lanxon/CNET

 この1カ月、筆者はあらゆる状況で色々な写真を撮ってきた。「iPhone 14 Pro」や「Galaxy S22 Ultra」をはじめとする主なライバル機と比較しながらだ。多くの点で、Pixel 7 Proは非凡なパフォーマンスを発揮し、カラーやディテールも素晴らしかった。ハイブリッドズームは、Galaxy S22 Ultraの10倍ズームにこそ及ばないが、日常的な使い方なら、Pixel 7 Proの5倍ズームの方が使い勝手はいいと感じている。いつもポケットに入れておきたいのは、Pixel 7 Proの方だ。米CNETのStephen Shankland記者は、自分のプロ仕様のデジタル一眼レフに匹敵するとまで言っていた。

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Pixel 7 Pro のカメラは、見事な色の美しい画像を撮影できる。
提供:Andrew Lanxon/CNET
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5倍ズームレンズは非常にシャープで、興味深い構図を見つけるのに最適だ。
提供:Andrew Lanxon/CNET

 夜間撮影は競合機ほどではなく、iPhone 14 ProとGalaxy S22 Ultraの方が、明るくクリアな写真を撮れる。ただし、長時間露光モードを使うと、夜間の町の景色が一気に冴えてくる。

 一般的な使い方で言うと、Pixel 7 Proは使っていて楽しい。日常のタスクを容易にするという以上のパワーを備えており、画像編集とゲームプレイに全く問題なく対処した。「Android 13」はインターフェースが整然としているので、日常的に使うスマートフォンとしては特に快適だ。

 バッテリーについては、筆者のレビューでも言及した。バッテリーの持続時間は、残念というほどではないのだが、もっと良くできたはずだ。実際、ゲームや動画ストリーミングといったバッテリー消費の激しい使い方だと、予想より早く消耗する。それでも、1日ずっと使い続けるのは造作もないので、問題になるほどではない。

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提供:Andrew Lanxon/CNET

 全体的に、Pixel 7 Proの完成度についてはGoogleを高く評価できると今でも考えている。本当に洗練された上位機種のAndroid端末を探しているなら、かなり優れた候補だ。特に、ライバル機よりもいくぶん値段が手頃な点は大きいだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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