Apple Watch Ultraがダイブコンピューターになる「Oceanic+」アプリ登場

 アップルのスマートウォッチ、「Apple Watch Ultra」を水深40mまでのダイビングやフリーダイビングで活用できるアプリ「Oceanic+」がいよいよリリースされた。アップルとHuish Outdoorsが共同開発したものだ。App Storeからダウンロードできる。

 Apple Watch Ultraは、国際的に認められたダイビングアクセサリの規格「EN13319準拠」に対応している。標準では「水深」アプリが搭載されており、水温、水中での経過時間、40メートル(130フィート)までの水深を測定できる。

 このOceanic+はさらに踏み込んで、潜水時間や入水したときのGPSによる位置情報やログブック、メインとなるダイブコンピューターとしての機能を備える。

 無料で使える「シュノーケリング」モードと有料の「スキューバ」モードがあり、スキューバダイビングで使用するには有料サブスクリプションに登録する必要がある。

 価格は、月額1150円、年額1万200円、1日800円(初回160円)のいずれかのサブスクリプションに登録する必要がある。年契約では、1万4800円で5名までファミリー共有ができる割引制度がある。。

 なお、1日のサブスクリプションの場合、最初のScubaセッションを開始したところから24時間有効になる。たとえば、金曜日に1日プランを購入したとして、土曜日の9時30分にダイビング始めると、日曜日の9時29分まで有効になる。1日プランを使って土・日と連続して潜る場合は、有効期限に注意が必要だ。

Oceanic+アプリのサブスクリプションプランの比較チャート
Oceanic+アプリのサブスクリプションプランの比較チャート

 チャートを見ると無料でもある程度のことはできるように見えるが、ダイブコンピューターとして必要な無減圧潜水時間(NDL)やいざというときの減圧停止の情報は得られない。また、有料登録をしていなければ、そもそもScubaモードにならないので注意しておきたい。

Oceanic+のダイビングモードにおける減圧停止情報と安全停止の画面
Oceanic+のダイビングモードにおける減圧停止情報と安全停止の画面

 なお、有料のScubaモードでは、「ロケーションプランナー」としてダイビング行くエリアの3日間の天気予報や気温予報、潮汐予報、UV(紫外線)情報なども得られる。

実際にベータ版を試したレポートはこちらから
「ロケーションプランナー」(左)で得られる現地の情報と「ログブック」(右)
「ロケーションプランナー」(左)で得られる現地の情報と「ログブック」(右)

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