Counterpoint Technology Market Researchは、米国における先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システムの普及度を調査した。それによると、2022年上半期に米国で販売された車のうち、46.5%がSAEレベル2の運転支援機能を搭載していたという。
レベル2対応車は、ある程度の運転動作を自動車に任せられるが、ドライバーはハンドルから手を離せず、周囲の状況に常時注意を払い、必要に応じて操作する必要がある。これに対し、レベル1対応車が備えている機能は、自動ブレーキや車線はみ出し防止、アダプティブクルーズコントロールなどに限られ、2022年上半期における販売台数ベースのシェアは19.8%だった。
レベル2に若干の運転支援機能を追加したレベル2+対応車(3.9%)を加えると、何らかのADASに対応している車の販売シェアは70.2%となる。Counterpointは、このシェアが2023年に80%を超えると予想した。
レベル2対応車の販売シェアを自動車メーカー別にみると、トヨタ自動車が24%でもっとも多く、これに本田技研工業(ホンダ)が14%、Ford Motorが9%で続く。4位はHyundai Motor(ヒョンデ)の8%、5位はSUBARU(スバル)の7%。
なお、本格的な自動運転機能であるレベル4やレベル5に対応した車の市販は、当分先になるとみている。
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