Amazonは米国時間11月4日、経済の先行きが不透明なことから、今後数カ月にわたり従業員の新規採用を停止すると発表した。
「われわれは異常なマクロ経済環境に直面しており、この経済情勢を十分に考慮しつつ、雇用と投資のバランスを取りたい」と、同社のピープルエクスペリエンス&テクノロジー担当上級副社長Beth Galetti氏は述べている。
Galetti氏によると、同社はすでに一部の事業で採用を停止しているという。ただし、離職する従業員を補充するための後任は引き続き採用するほか、一部の「対象部門」では段階的に採用を進める計画だ。また、「2023年には相当数の人員を採用する」という。
Amazonは2022年第3四半期の決算発表で、ホリデーシーズンの配送に対応するため、米国内の物流拠点全体で15万人を採用する計画を明らかにしていた。
アナリストらはクラウドコンピューティングへの支出(その大半がAmazon Web Services向け)について、2023年に20.7%増加すると予想しているが、現時点でクラウド支出の伸びは鈍化している。
Amazonは先ごろ、第3四半期におけるAWSの売上増加率が27.5%に減速し、前年同期比の増加率として2014年以来最も低かったことを明らかにした。今後の見通しについて、リスク要因として新型コロナ、為替レート、地政学的緊張、景気後退、インフレ、金利、世界的な労働力不足、サプライチェーンの問題、世界情勢のほか、インターネット、Eコマース、クラウドの成長率などを挙げている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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