Amazonは、米国全土の倉庫などで働く従業員を対象に賃金を引き上げるとともに、福利厚生制度を拡大する。初任給の平均は、時給18ドル(約2600円)から19ドル(約2750円)に上がるという。倉庫従業員は現在、地位や勤務地に応じて16~26ドル(約2300~3760円)の時給を得ている。
Amazonはまた、報酬の最大70%をいつでも受け取れるようにする福利厚生制度「Anytime Pay」の対象を全米の従業員に拡大する。さらに、キャリア養成プログラム「Amazon Intelligence Initiative」を正式に開始する。従業員に12~14カ月の養成プログラムを受講させ、Amazon Web Services(AWS)のエンジニアリング職に採用する。
Amazonでは一部の従業員が労働組合の結成を求めており、同社は倉庫の労働条件について批判されている。2021年の調査結果では、同社の従業員が「深刻な負傷」を負う率は、他の倉庫の約2倍だった。2022年夏には、同社の倉庫従業員4人がそれぞれ別の事故で死亡し、米労働省が調査に乗り出した。
同社は9月に、死亡した従業員の遺族に対して哀悼の意を表した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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