ディー・エヌ・エー(DeNA)は、Jリーグクラブ「SC相模原」を運営するスポーツクラブ相模原を連結子会社化することを、10月26日付けで発表。この件について、11月4日に記者説明会を実施。詳細な内容や今後などを説明した。
DeNA 執行役員 スポーツ事業本部長で、スポーツクラブ相模原 取締役を務める對馬誠英氏は、「DeNAが、スポーツクラブ相模原の発行済株式の74.2%を追加取得すること(合計保有株式は93.2%)」と、「スポーツクラブ相模原をDeNA連結子会社化すること」が11月2日、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のチェアマンの承認を受け、正式に決定したことを発表。
既報通り2023年2月1日から、DeNA スポーツ事業本部 戦略部長 兼 スポーツクラブ相模原 取締役COO 兼 スポーツダイレクターの西谷義久氏が代表取締役社長に、代表取締役社長の小西展臣氏が取締役に、代表取締役会長の望月重良氏が創業者 兼 フェローに就退任するという。
對馬氏は、今回の子会社化の理由として、「SC相模原、ならびに相模原を中心としたエリアに非常に魅力を感じている」とコメント。DeNAが神奈川県で先行して手がけている野球(横浜DeNAベイスターズ)、バスケットボール(川崎ブレイブサンダース)などと連携させ、経営資源の相互活用、各競技の成長拡大などを目指していくと説明した。
「現状、スポーツ事業は(DeNAの)売り上げ収益の11.2%を占めている。(スポーツは)広告宣伝費ではなく、収益を上げていける事業で、非常に魅力的な市場と捉えている」(對馬氏)
創業者 兼 フェローに就任する望月氏は、「経営に携わることはなくなるが、これまで私が15年培ってきた地域とのつながりやスポンサーに関することのアドバイスなど、クラブの成長と発展にサポートしていきたい」と、今後の自身の関わり方を説明。
また、「誰かと組んで託す、というタイミングはいつか必ずあると思っていた。正直、さまざまなお話をいただいたが、2021年から一緒に(クラブの)運営をしてきたなかで、『クラブ運営を引き継いでもらう会社として、DeNAさんがふさわしい』と確信できた。是非、これまで以上のクラブの発展、成長をリードしていってもらいたい」(望月氏)と心境を語った。
社長に就任する西谷氏は、「相模原の環境作りというなかで、練習場やクラブハウス、新スタジアム建設に向けた関心が高まっていると理解している。関係者へのヒアリングなどを重ねており、検討は着実を進んでいる。現時点で正式に決まっていることはないが、遅くとも3~5年の間で環境を整備出来る状況を作りたい」とした。
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