九州最西端に位置する長崎県五島市は11月1日、全国のビジネスパーソンを対象とする「本気の社会科見学『2040年の日本を体感しにいこう。』五島列島タイムワープ・スタディー」のエントリーを開始したと発表した。
統計データや予測値では理解が難しい「未来の日本で起きうる社会課題」に関して、地域で実際に課題に取り組んでいる行政関係者や民間事業者と、フィールドワークや対話型のダイアログを通し、"超超高齢化社会”を迎える日本の2040年に向け、真のイノベーションにつながる豊かなインプットを目指す。
事業創造によるイノベーション推進に取り組むビジネスパーソンが対象で、人口減少に伴うさまざまな現象が表層化しつつある国境離島の五島列島で「未来の日本で起きうる社会課題」を体感できる。人口減少の中に「希望」を見出す、本気の社会科見学になるという。
開催期間は、2023年1月21~29日の5日間。参加者の滞在期間は3泊4日以上が条件だが、6泊を推奨している。エントリーは11月1日から11月27日までで、参加人数は約30人。
五島の「課題」と「希望」を見る前と見た後には、地域の住民と交流できるポットラックパーティー(持ち寄り型パーティ)を開催する。加えて、WEA(Wilderness Education Association)が認定する野外指導者の国際資格のほか、野外救急法(WFR)や自然環境に配慮した体験活動方法(LNT)の資格を有するスタッフが子供をサポートする「こどもキャンプ」も実施。子連れでも参加できる体勢を整えたという。
また、同企画のスペシャルゲストとして、将来の日本が直面する少子高齢化の現実を予測したベストセラー「未来の年表人口減少日本でこれから起きること」(講談社現代新書)の著者である河合雅司氏が参加するという。
同企画は、五島市が2019年から取り組んでいるワーケーションイベント「五島ワーケーション・チャレンジ(GWC)」内の特別プログラムとして開催する。これまでGWCは年1回の開催となっていたが、2022年度は夏、秋、冬の3回にわたり開催。同企画は冬企画の特別プログラムとして実施する。
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