Microsoftは米国時間10月27日、「Windows 11 Insider Preview Build 25231」をDevチャネルで公開した。追加された新機能の1つとして、スマートフォンの設定をいじらなくてもPCでテザリングを利用できるようになった。
この新機能は、Windows 11搭載PCをスマートフォンに接続する「Phone Link(スマートフォン連携)」(旧「スマホ同期」)アプリを通じて提供される。移動中、スマートフォンのインターネット接続に急いでアクセスする必要がある場合に役立つはずだ。
スマートフォンが圏内にあれば、PCの利用可能なWi-Fiネットワークリストにそのスマートフォンが表示される。1回クリックすれば、スマートフォンのホットスポットが有効になり、PCがつながる。
この新機能は、「iPhone」を介してインターネットに接続できる「macOS」の「Instant Hotspot」機能に似ている。
今のところ、この機能が使えるのは「One UI 4.1.1以降を搭載したサムスン製端末だけだが、Microsoftは通常、Phone Linkの機能を他社製のAndroid端末にも徐々に広げている。
「パスワードを覚えて入力したり、スマートフォンでホットスポットの設定を探したりする必要はもうない。この機能は、外出先で繰り返しホットスポットに接続するための、容易で迅速な方法を提供する」とMicrosoftは発表の中で述べた。
新機能を利用するには、Windows 11の「バージョン22H2」(ビルド22621)以降を搭載したPCと、PC向けアプリPhone Linkのバージョン1.22082.111.0以降が必要だ。サムスン製端末にプレインストールされているスマートフォン向けアプリ「Windowsにリンク」は、「バージョン1.22082.142.0」以降でなければならない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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