ポケトークは10月12日、新製品「ポケトーク同時通訳」(特許出願中)を冬をめどに提供を開始すると発表した。英語をユーザーが選んだ言語にリアルタイムで翻訳し、文字と音声の両方で表示する。
相手の話す英語を、70言語の音声と字幕で提供する。翻訳英語を短く区切って翻訳するため、「専属の同時通訳者がいるように」相手の話が分かるという。
前作の「ポケトーク字幕」でもオンライン会議上でリアルタイムの翻訳が可能だったが、ポケトーク同時通訳は対面でも利用できるという。
ポケトークが実施した調査によると、「業務で日常的に外国を使う」と答えたビジネスパーソンの 77.3%が、「言語が業務やコミュニケーションなどの阻害要因になっている」と回答し、60.0%が「外国語のコミュニケーションが円滑にできずビジネスで損失になっていると感じる」と回答しているという。
また、通訳や翻訳を外部に委託している企業では、経営層の84.2%が「通訳や翻訳のコストが高い」、89.5%が「費用だけでなく通訳者の調整が負担となっている」と回答しているという。そうした背景をもとに、企業や個人の負担を軽減することを目的とし、ポケトーク同時通訳を開発した。
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