Amazonは、インタラクティブなビデオ通話デバイス「Amazon Glow」の販売を終了した。このデバイスは、パンデミックの間にインターネットを介して、子供たちが家族や親戚などと一緒に遊べるようにするものだ。
2021年に発売されたAmazon Glowには、ビデオ画面とプロジェクターが搭載されており、子供向けのさまざまなエンターテインメントや教育のコンテンツが提供されていた。ビデオ画面には、離れた場所にいる相手が映し出され、一緒に遊べるゲーム空間がテーブル上のシリコンマットに投影されるという製品だった。
しかし、売れ行きは期待に届かなかったらしく、Amazonは同製品の販売を終了することになった。
Amazonの広報担当を担当するKristy Schmidt氏は、Glowの販売終了を認め、「Amazonは、顧客に喜びを与える新しいアイデアを大きく考え、試し、投資する」と述べた。「また、顧客に価値をもたらす同社製品の進捗状況と可能性を絶えず評価し、そうした評価に基づいて定期的に調整を加えている。Glowの顧客には近いうちに、最新情報とガイダンスを提供する」(同氏)
Amazon Glowで提供されていたコンテンツには、チェッカーや「Go Fish」などのゲームのほか、パズル、数千冊の絵本、無料の描画アプリがある。このアプリでは、物体をスキャンして作品に変換することもできた。
Amazonは、Disney、Mattel、「Sesame Street」、Nickelodeonなどのブランドコンテンツを搭載するために、スタジオ各社と提携していた。キュレーションされたビデオコンテンツが提供されていたが、子供は登録されている大人と通話中でなければ、ビデオを視聴することができなかった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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