SUUMO、2022年住み続けたい街ランキングを発表--住みたい街とは顔ぶれ一変

加納恵 (編集部)2022年10月05日 08時30分

 リクルートは10月4日、「SUUMO住民実感調査2022 首都圏版」として2022年住み続けたい街ランキングを発表した。「住んでいる街に住み続けたいか」という継続居住意向に関する実態調査としてまとめた。

SUUMO編集長の池本洋一氏
SUUMO編集長の池本洋一氏

 SUUMO編集長の池本洋一氏は「リクルートでは、住みたい街ランキングも発表しているが、人気投票ランキングだけではなく、実際に住んでいる人の気持ちに寄り添うような、街を多面的に評価したいという思いから、住み続けたい街ランキングを発表している」と棲み分け理由を説明した。

 住み続けたい街ランキングは、駅と自治体の2つの視点から発表。住み続けたい駅ランキングでは、湘南海岸公園(江ノ島電鉄線)が1位になったほか、馬車道(2位/みなとみらい線)、日本大通り(3位/みなとみらい線)、鵠沼(4位/江ノ島電鉄線)、みなとみらい(6位/みなとみらい線)、石上(7位/江ノ島電鉄線)と神奈川県内の駅が数多くランクインする結果となった。

住み続けたい街(駅)ランキング2022
住み続けたい街(駅)ランキング2022

 「住みたい街ランキングでは、ターミナル駅や商業が集積している街が上位に来るが、住み続けたい街では顔ぶれが一変する。1位の湘南海岸公園は、駅自体は各駅停車で無人駅。駅前にはコンビニエンスストアもなく、飲食店も少ないが、深掘りしていくと、質が高く、週末は観光客、平日は地域の方が訪れていて、子連れでも行きやすい飲食店がある。顔見知りができやすく、お祭りなどへの参加率も高い。地域の活動がキーになっていることがうかがえる」と解説した。

 東京都内では、東銀座(5位/東京メトロ日比谷線)、牛込神楽坂(8位/都営大江戸線)、半蔵門(9位/東京メトロ半蔵門線)、代々木八幡(10位/小田急線)がランクイン。代々木八幡のほか、代々木公園(15位/東京メトロ千代田線)、原宿(19位/山手線)、代々木上原(26位/小田急線)と代々木公園周辺の地域が人気を得ていることについて、「代々木公園は毎週末のようにイベントがあり、散歩や森林浴もできる。犬の散歩や子供自転車練習など多種多様な使い方ができ、メリットは大きい。飲食店などをはしごする人も多く、顔見知りができやすい」(池本氏)と、コミュニティ形成力がある地域と評した。

住み続けたい駅ランキング2022 50位まで
住み続けたい駅ランキング2022 50位まで

 一方、住み続けたい自治体ランキングでは、武蔵野市、目黒区に続き、三浦郡葉山町が3位にランクインした。1位となった武蔵野市については「住みたい街の常連で、住民からの評価も高い。街や商店街の魅力を維持する活動を市民が続けていて、これにより街が廃れず、若い人も入ってきやすい。コンパクトで便利な街に加えて、街の一員になる仕組み、仕掛けがある」とまちづくりに市民が積極的に参加しているとのこと。

住み続けたい自治体ランキング2022
住み続けたい自治体ランキング2022

 神奈川県、東京都の自治体がベスト10の多くを占めたなか、9位にランクインした浦安市は「税収が豊かで、運動施設や公共施設が充実している。道が広くて街並みがきれい。都心に近いというメリットもある。車をもって暮らすには利便性が非常に良い。一度住むと似たような街は見つからない、ある意味唯一無二の存在」と浦安市ならではの魅力を話した。

 31位にランクインした茨城県守谷市については、「大変バランスのいい街。同じくつくばエクスプレス沿線の『流山おおたかの森』が駅前に商業施設や住居がぐっと集まるコンパクトシティなのに対し、守谷の駅前は広々していて、住居や商業施設は駅から少しはなれた場所にある。車での移動が前提になるが、便利に暮らせる街」とコンパクトシティとは異なる良さを挙げる。

住み続けたい自治体ランキング2022 50位まで
住み続けたい自治体ランキング2022 50位まで

 人口1万人未満でも住み続けたい街小さな街については、全体26位の八丈島八丈町と埼玉県4位の秩父郡横瀬町をピックアップし説明した。

 「八丈町は離島のため、顔見知り多く、そのため犯罪も起きにくい。そうした離島ならではの住みやすさを持ちつつ、1日に3便羽田便があり利便性は高い」と、離島の良さを打ち出す。秩父の手前に位置する横瀬町については「正直通勤圏は超えている」としながらも「チャレンジできる環境が整っている。『よこらぼ』というまちづくりの実践や実証試験などができる官民連携のプラットフォームがあり、これまでに198件の提案があり116件を採択してきた実績を持つ。住民の主体性を誘発し支援することで、閉鎖性から脱却しようという動きが強く見られる。域内経済にも積極的で、地産地消の食べ物を食べてもらうような仕組みも整っている。こうした変化に対するワクワク感が住み続けたい気持ちにつながる」と表現した。

人口1万人に満たない小さな「町」もランクインしている
人口1万人に満たない小さな「町」もランクインしている

 今回の調査は、首都圏在住の20歳以上の男女を対象に、インターネットによるアンケートを実施。1次調査にて、住んでいる街への継続居住意向を調べ、2次調査では、1次調査で30人以上の回答が得られた最寄駅および、自治体を回答した者に対し、住んでいる街の魅力などについて調査したとのこと。1次調査では34万0253人 、2次調査では1次調査回答者のうち5万1995人が回答している。

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