ソニーは新たな仮想現実(VR)ヘッドセット「PlayStation VR2」が、「PlayStation 5(PS5)」の供給台数の増加とともに、同社ゲーム部門に素晴らしい2023年をもたらすことになると期待している。同社はPlayStation VR2を同年3月までに200万台生産し、生産に関わる制約が2023年初頭に緩和され次第、PS5とともに販売を促進する計画だと、Bloombergが米国時間10月3日に報じた。
PlayStation VR2の価格や発売日はまだ発表されていない。この製品はスタンドアロンではなく、動作にはPS5が必要だ。次世代ゲーム機であるPS5は現在、500ドル(日本では通常モデルが税込6万478円、デジタルエディションが同4万9478円)で販売されており、VR2ヘッドセットもそれに近い価格になる可能性があると、Bloombergは予測している。
VR2は視野角が約110度の有機ELディスプレイを装備し、フォビエートレンダリングと視線トラッキングを搭載する。高度なコンポーネントが搭載されているため、価格は高くなる可能性があると、Bloombergは指摘している。
ソニーはVRゲーム向け製品として、2016年に「PS4」向けの「PlayStation VR」を400ドル(日本では税別4万4980円)で発売していた。Forbesによると500万台売れたという。
VRヘッドセット分野では、「Facebook」を運営するMetaが長く市場をけん引している。同社のスタンドアロン型製品「Meta Quest 2」は、市場で特に人気のVR製品で、こちらも400ドル(日本では税込5万9400円)からの価格で販売されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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