Amazonは、読むだけでなく書き込むこともできる「Kindle」、「Kindle Scribe」を発表した。付属のペンで、画面に手書きのメモを追加できる。
Amazonによると、ペン付きのKindle Scribeは339ドル(日本では4万7980円)でグローバルに発売される予定で、9月29日から予約注文可能だという。
Kindle Scribeは、日中も夜間も周囲環境に合わせて明るさを自動調整する、10.2インチ、300ppiのディスプレイを搭載。Amazonによると、紙のような使い心地で書き込みやすく、メモを取ったり注釈を入れたりする作業を新たな体験に引き上げるという。
また、ディスプレイが大きくなっているため、より多くの文字や画像が表示可能で、ページをめくる頻度を減らせる。
Amazonのデバイスおよびサービス事業担当シニアバイスプレジデントのDave Limp氏は発表の中で、ページをめくる回数が減ったことで、一冊を読み終える時間が短くなったと述べた。
Kindle Scribeでは、読んでいる書籍のページに「付箋メモ」も付けられる。付箋メモはすべて1カ所に整理されるため、実際の書籍でありがちな、付箋があちこちに貼られた、散らかった状態にならずに済む。
読書中にメモを取るだけでなく、Kindle Scribeを携帯型ノートとして使うこともでき、ミーティングの議事録、日記、ToDoリストなど、さまざまなニーズに対応するテンプレートが用意されている。
スマートフォンやコンピューターからScribeに文書を転送し、PDFに書き込んだり、文書に電子署名したりすることもできる。2023年初頭には、「Microsoft Word」から直接Scribeに文書を転送できるようにもなると、Amazonは述べた。
Kindle Scribeを購入すると、このデバイスにマグネットで取り付けられる、充電不要のペンが同梱される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」