西日本旅客鉄道(JR西日本)は9月15日、グループ共通の新ポイントサービス「WESTER(ウェスター)ポイント」を2023年春から開始すると発表した。
現在JR西日本グループが展開する「J-WESTポイント」「ICOCAポイント」「WESPOポイント」などのポイントサービスを統合するという。
2023年春を目処に、MaaSアプリ「WESTER」にポイントカード機能を搭載する。同社グループの約3000の店舗(ショッピングセンター、ホテル、駅ナカ店舗など)での提示で、WESTERポイントが原則買物金額110円(税込)につき1ポイントたまるようになる。
ポイントの有効期限は、原則ポイント獲得年度の翌年度末(3月末)を想定。また、インターネット列車予約サービスをはじめとしたウェブサービスの利用、「J-WESTカード」「ICOCA」での支払いでもWESTERポイントがたまるという。
たまったポイントは、1ポイント=1円として、店舗や施設、ウェブサービスで利用可能。また、鉄道や同社グループの店舗、施設において、通常価格よりおトクに利用できる専用のポイント交換商品や、ICOCAへのポイントチャージに利用できる。
WESTERポイントを活用して「たまる」「つかえる」を繰り返し体験できるようなサービスを提供するとともに、データを利活用して一人一人のニーズに応じたオーダーメイドのポイントキャンペーンを展開するという。人々の移動の機会を増やし、地域の消費拡大を図ることで、西日本エリアの活性化を目指す。2027年度末にはポイント利用者数1000万人規模に成長させるべく、外部パートナーとのID、ポイント連携も視野にいれているという。
なお、2023年春までにためたJ-WEST/ICOCA/WESPOのポイントについては、引き続きWESTERポイントとして利用可能だ。
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