ウェアラブルデバイスが猛烈なペースで続々と発売されている。あまりのペースに、もはや腕を増やさないとテストが追いつかないくらいだ。そしてその品質にも、驚かされてばかりいる。筆者は数日前から新しい「Amazfit GTR 4」を使用しており、今後もさまざまなテストを実施していくつもりだ。Amazfit GTR 4は、フィットネスに重点を置いた、驚くべきスマートウォッチである。わずか199.99ドル(約2万8000円)という価格でありながら、多くの機能を搭載し、バッテリーも数週間持続する。
2021年に発売された「Amazfit GTR 3」と「Amazfit GTR 3 Pro」はどちらも、米ZDNETが選出した最高のスマートウォッチのいくつかに取って代わることのできる秀逸な製品だった。Amazfitシリーズは、スマートウォッチの標準的な機能を搭載しているが、フィットネスにかなり重点を置いた製品であり、驚異的なカスタマイズ機能と健康やウェルネスのトラッキング指標を備えている。
筆者はこのところ数多くのスマートウォッチをテストしており、その中にはGoogleの「Wear OS」もあった。そのため、200ドル以下のスマートウォッチはあまり魅力的ではないと思い込んでいた。ところが、Amazfit GTR 4のパッケージを開けたとき、滑らかなガラスディスプレイの周りに配置されたマット仕上げの狭いベゼル、そこに描かれた時間を示す微細な黒線に大きな感銘を受けた。つや消しアルミニウム仕上げの本体外枠も最高だ。両側に対称的な隆起があり、右側には操作しやすい2つのボタンがある。
美しくて印象的なAMOLEDタッチスクリーンは、鮮やかな色と非常に高い解像度を備えており、さまざまな文字盤を上品かつ緻密に表示する。本体の右側には、インターフェースを操作するためのボタンが2つ配置されている。上のボタンは、側面がギザギザになっており、スクロールホイールとして機能する。これは、項目リストをサッと上下に移動したいときに便利だ。上のボタンを長押ししたときの操作と、下のボタンを普通に押したときの操作は、好みに合わせてカスタマイズできる。筆者は、上のボタンを長押しすると「Amazon Alexa」が起動するように設定し、下のボタンは運動用に使用している。
本体背面は、光沢のある黒いプラスチック製で、磁石で取り付け可能な充電ケーブルの接続口が2つある。また、最新の「BioTracker 4.0」PPGセンサー(光学式心拍センサー)が搭載されており、6つのライトで血中酸素、心拍数、ストレスといった重要なバイタル情報を測定してくれる。
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